鍼灸スクールの鷹箸(たかのはし)です。
毎日暑い日が続いていますね。そろそろ夏の疲れが出てくる頃です。みなさんはいかがお過ごしでしょうか☺️
もし体調不良が出ていればそれは身体と心からのサインです。
今回はこの時期の過ごし方を考えてみたいと思います。
自然と共に生きる
天人合一:人も大自然の一部です。
人体に起こる生理現象は天地(大自然)の原理や原則にによって変化します。
「大自然と人体は切り離して考えられない深い関係があります」
陰陽論と五行説の自然哲学
1、陰陽論:この世に存在する全てのものは【陰】と【陽】に分けられると考えます。陰陽は互いに対立したり、依存したり、助け合いながらバランスをとって存在しています。バランスが取れていれば健康であり平和であります。このバランスが崩れると病気や問題がおきると考えてられています。
陰陽は常に流動的です。1年を春夏秋冬をとうして常に変化しています。
夏が陽、冬が陰にあたります。春分をさかいにして、だんだん陽のパワーが増していきます。
夏至に達すると陽が弱まり、陰のパワーが強くなり始めます。
そして冬至をピークに陰のパワーが弱まり、陽のパワーが増していきます。
季節を感じながら、このサイクルを理解していると養生がしやすそうですね☺️
2、五行説:自然界の全てのものは「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素で成り立っているという考え方。それぞれに特徴があり、お互いに助け合ったり、制御しあってます。
助け合う→【相生】 母子関係ともいいますね。
制御する→【相克】
それぞれの特徴を尊重してバランスを取るのが大切ですね。
陰陽五行を上手く調節すると季節に合った養生ができそうですね☺️
それでは今の季節に当てはめていきましょう!
24節気では【立秋】秋の始まりです 8月7日〜
まだまだ暑いですが暦の上では秋に入りました。現代は空調設備がしっかりしていますのでついつい季節感をわすれがちですが、身体は正直です。
元気いっぱいに過ごす夏から
「夜は遅く寝て、朝は早く起きる」
物事に怒らず、気持ちよく過ごす。熱がこもりやすいので汗ばむくらいの運動をしましょう。
ゆったり、くつろいで過ごす秋に入りました。
「夜は早く寝て早く起きる」
心を安らかにして、陽気をひそめて過ごしましょう。心が物悲しさや寂しさを感じやすいので気持ちが沈みすぎないよう安定した気持ちで過ごしましょう。適度な運動がおすすめです。外に向けていた気持ちを中へと切り替えましょう。
秋の前半はまだまだ暑い日が続きますので『温燥』と言います。
熱のケアもしながら乾燥対策をすると気持ちよく過ごせそうです。
熱のケア:日本の夏は蒸し暑く胃腸の調子を崩しやすくなります。
食欲不振、下痢、身体が重だるい、疲れやすい、浮腫、関節や腰が痛む。
養生→この時期こそ温活!冷たい物を取りすぎないようにしましょう。食欲不振の時は素麺などで熱のケアをして薬味たっぷりで胃腸を冷やさないようにしてあげましょう。
身体の重だるさやむくみには、お茶がおすすめです。ハトムギ茶や黒豆茶。
乾燥対策:身体に必要な水分(津液)を補いましょう。
養生→睡眠はしっかりとる。
梨、りんご、キウイ、白胡麻、豆腐、豆乳 胃を養い津液を生み出だしてくれます。
病むことも生きること
私の好きな言葉です。
陰陽のバランスか崩れた時何かしらの問題が起きます。陰陽の理を知り、どんな自分も受け入れ、自然と調和していけたら良いですね☺️
まずは自分の心と身体を大切に🥰
読んで頂きありがとうございます。
みなさんの毎日が幸せで溢れますように。陰ながら応援しています☺️